4月9日 牧山祭

昨年より私は神職をさせていただいております。

先日、永田さんというおじさんが訪ねてこられ、牧山の神様のお祭りがしたいとご相談を受けました。聞けば先代の宮司までお祭りされていたそうで、その後途絶えていたそうです。(現宮司はわけあって東京都在住、私は権禰宜)ですので十数年ぶりにお祭りをすることになりました。

 もともと上甑は薩摩藩の軍馬を育てていて、その山を守ってきたのが「永田家」の一族でした。おじさんは祭りが途絶えても、一人毎月欠かさず山に登って神様をお参りしてきたのです。お話を聞いて、現地を下見に行ったときおじさんの気持ちが神様の周りに溢れているのを感じ、私自身もここでお祭りをしたいと思いました。

 当日は天候も回復し、親族の方々にお手伝いいただきながら無事御勤めさせていただきました。山を下ってからはご自宅の氏神様のお祭りも併せて執り行わせていただきました。

 お祭りが終わったあとのおじさんの晴れやかな表情をみて、私がこの小さな島で神職をする意味を再認識させてもらった気がしました。 

私が守りたいもの それがここにもあった そんな一日でした。