「地球を感じる島」 甑島。

甑島の位置と地形

甑島は鹿児島県・薩摩半島の西、約28Kmの沖合に浮かぶ3島が連なった細長い列島です。

3島は北東から南西に連なり、上甑・中甑・下甑の3つの有人島といくつかの小さな無人島から構成されています。島の大きさは全長約38km、最大幅約10km程の大きさです。

上甑と中甑は橋により繋がっていますが、中甑と下甑の間は平成30年度の完成を目指してトンネル工事と架橋工事が急ピッチで進められています。

甑島はかつての山脈の頂上付近が海面上に残ったものと言われており、急峻な地形で平地が少ない島です。山の高さは上甑島「遠目木山」が430m、下甑島「尾岳」が600m程です。

甑島はまだ日本が中国大陸と地続きであった時代に大河の下流域に堆積した地層により成っています。上甑島は5~6千万年前、下甑島は7~8千万年前のものです。下甑島の地層からは恐竜の化石が発掘されており、肉食竜や国内初のケラトプス類 の化石が発見されています。

甑島の見どころ

 上甑島の「長目の浜」は4つの池からなる湖沼群でそれぞれの池の水質や生態系に違いがある珍しい湖沼群です。中でも貝池には日本国内で唯一、23億年以上前から地球上に存在するバクテリア(クロマチウム)が確認されています。

 下甑島の西海岸の断崖・奇岩群は16kmも連なり、その高さは高いところで200mを超えます。海中から垂直に切り立った断崖は見る者を圧倒します。甑島の象徴的な奇岩「ナポレオン岩」はクルーズ船や瀬々野浦地区から見る事ができます。

 甑島は漁業が盛んであり、ニシン科の「キビナゴ」は有名です。その品質の高さは農林水産大臣杯にて天皇賞を受賞するほどです。甑島に来たら是非海の幸をご堪能ください。

 甑島のソウルフラワーと言っても過言ではない「カノコユリ」は甑島が原産地と言われています。シーボルトも持ち帰ったことで有名です。甑島での見頃は7月下旬から8月中旬頃です。この時期には島中あちこちでこの花に出会います。